「大変だ、凧が下りなくなってしまった!!」―高那崎・凧揚げ隊(7)
さて、波照間島の子、ケンタくん。
ツバメ形のハイテク凧【写真上】を揚げていたケンタくんは、なんの拍子にか、糸巻きを手放してしまった。
糸巻きは風に飛ばされ、校庭を舞い、校庭裏の20メートルほどの高さにある電線に引っかかって停まった。
しかし、凧は何事もなかったかのように、悠然と飛び続けている。事故があってはいけないということで、なんとか糸巻きを電線から落下させることに成功。
切れたはずの糸は、ふたたび何かに引っかかり、凧は空を舞い続けた。
万が一の事故を考えたらきりがない。
鉄塔に絡み島の携帯電話網が麻痺したり、凧への落雷による全島の停電、凧によるRAC波照間便の運航妨害、レーダーが波照間島上空に旋回する国籍不明の飛行物体を捉えて航空自衛隊・那覇基地から邀撃戦闘機F-4JE改がスクランブル発進していたらどうしよう……。そうだ、波照間島の南はフィリピンだし、西は台湾ではないか、国境に近い。島の子供、ケンタくんが逃がしてしまった凧がきっかけとなって国際紛争に発展……。
妄想はいくらでもふくらむ。
翌朝、港に向かう途中、空を見たらまだ飛び続けているではないか。場所は波照間交番の真向かいのサトウキビ畑の上空だ。駐在さん、気づいたかなあ。
もちろん、すべて杞憂に終わった。大事件にならなくてよかった。落ち込んでいたケンタくん、元気になったかな。
【写真下】下ろせなくなった凧は電柱とauの鉄塔の間の上あたりにいる。その後、凧は2晩揚がりつづけた後、消えていたという。「近辺を探したが凧を発見できなかった」(mishikoiさん談)。
※たぶん凧はパイパティローマ(南波照間)に飛んで行ったのだ。
==追記、5月10日==校庭で凧揚げをした夜、揚がりぱなしになっている凧の心配をよそに、mishikoiさん宅で打ち上げが催され、その席で「波照間島高那崎・凧揚げ隊(略称・高那崎・凧揚げ隊)」が正式に結成されることとなりました。そして高那崎・凧揚げ隊の会長には、mishikoiさんが就任してくださることになりました。――以上、事後報告――
高那崎・凧揚げ隊に参加したい方は、当方yosakoiまで連絡ください。
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